主夫らうちゅんの右往左往

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指しゃぶりをやめさせるには人気者の力を借りるしかない

手が掛からないことで定評のある3歳の息子ですが、唯一と言っていいくらい苦戦したのが指しゃぶりです。

試行錯誤をして指しゃぶりを完全終了させた時のことをせっかくなので記事にしたいと思います。

息子の指しゃぶり遍歴

幼年期

乳児の頃よりそれはそれは美味しそうに指をしゃぶっていました。

おしゃぶりは各種揃えてあったんですが、自前のお指が一番美味だったのかお指だけを味わっていました。 この頃は無理にやめさせるものでもないと、好き勝手やらしていました。

1歳ころ

吸引力がすごいのか、チュパチュパいい音をさせるようになりました。 まだ慌てるような時間ではない。

2歳ころ

歯科検診で指しゃぶりをしてるのではないかとの指摘を受けるようになりました。

まだ強制的にやめさせなければならない時期ではないようで、「〇〇くらいになるまでにやめさせようね」と言われ始め、しゃぶりダコも立派に成長していました。ちなみに〇〇の時期は先生ごとに違ったのであまり覚えてないですが、早めにやめさせなさいの意味として捉えました。

指摘を受けたことで、指しゃぶりを注意するようにしました。 かなりの時間を要しましたが、私の持ち前のしつこさと、息子のがんばりで回数も徐々に減っていき、ほとんど指をしゃぶっているのを見なくなりました。 やはりその都度注意するのが一番効果的だと思います。

指しゃぶり継続が発覚

日常生活の中では指しゃぶりをしている場面は見なくなり安心していたのですが、就寝中の指しゃぶりが継続していました。

入眠時などではなく、完全に寝入ってからです。 おそらくレム睡眠の時に指しゃぶりの癖を思い出していたのだと思います。

寝入った後なので、本人はもちろん無意識、私たち夫婦も眠りが深ければ気づくことが出来ません。

これについては本人が無意識なので仕方ないと思って諦めました。レム睡眠時なので指を抜くと起きてしまうこともありましたし、なにより昼間は息子も努力して、指しゃぶりをしていないことはわかっていましたので、これ以上ストレスを掛けてもかわいそうだという判断です。

また、ノンレム睡眠になると勝手に指が口から外れるので、一番の問題であった歯への影響もそれほどないであろうという考えもありました。

トラブル発生

状況が一変する事態が起こりました。

息子が前歯を折ってしまったのです。 現在も状況は変わらないのですが、歯茎の中で折れていて、大人ならすでに抜け落ちているところ、子どもの身体の不思議といいますか、折れてはいるものの歯としては機能しているので、そのまま経過観察するという方針を伝えられました。

本題ではないので簡単に書きますと、歯が抜けてしまうことによって、

  • 周りの歯が抜けた歯の方に寄ってきてしまい永久歯が正しい位置に生えてこない
  • 歯がないことによって舌に変な癖がついてしまう

また、折れた位置が微妙で、抜いて差し歯にした方がいいか歯科医も判断が難しいということもありました。(子どもへの負担、自費治療になることなど)

判断の結果、出来る限り折れたままの乳歯を大事にしていく、ついては、指しゃぶりなど以ての外ということになりました。

そこで、寝ている間に指しゃぶりをしないための策が必要となりました。

寝ている間だけというのは、親も気になって自然と眠りも浅くなってしまいますし、息子も自覚がないので謂れなき罪で裁かれてるようなものなので、かわいそうでツラかったです。

  1. まずは、よく話してみる。

歯がなくなってしまうんだよということをよく説明しました。

息子はごはんを食べることが大好きなので、ごはんが食べられなくなってしまうかもしれないというのは不安だったと思います。

しかし、あまり不安にさせるのも可愛そうでしたし、なにより自覚がないことであるので、話し合いはそれほど多くしませんでした。

  1. 手袋をしてみる

私達夫婦は揃って手荒れがひどいので、寝るときにクスリや保湿をし、手袋をして寝る習慣があります。

それを見ていた息子も手袋をして寝ることに抵抗はなかったようです。

一週間ほどは良かったのですが、慣れてくると手袋ごと口に入っていました。

良かった点

  • 起きた後の手袋からよだれの匂いがするので、指しゃぶりをしてしまったのかどうかの判断がしやすい

悪かった点

  • 一度口に入れ始めると感覚が良くなってくるのか、継続して入れるようになる
  • 布製のものを口に入れることが入眠儀式になりそうで怖くなった。手袋がものすごく臭い

指しゃぶりライト層にはお試しでやってみるのが良さそうです。 また、保湿が習慣化すると親自身にもいい効果が現れる。

  1. 苦いクスリ

少しかわいそうな気がしたことと、息子は苦味に強いのではないかと息子に対する効果を疑ったので、後回しにしました。レビューなどをみますと、効果的であった子とそうでない子がハッキリと別れているので、効く効かないがわかりやすくお試しするのにはいいと思います。

指に塗るということであれば、私の妹も幼少期は指しゃぶりがなかなかやめられずにいたことが記憶にあるのですが、わさび、辛子など容赦なく塗られていたことを思い出します。そういう時代だったなと。

  1. 指人形をしてみる

息子はこれで無事指しゃぶりを卒業しました。

その際の指人形はお子様から絶大な支持を得ているアンパンマンがいいです。

なにしろ彼らは水に弱く、ペロペロ舐めたら力が出なくなります。

自分の指しゃぶりでアンパンマンバイキンマンにやられてしまったら。。。

逆にバイキンマンを指にくっつけている時にお口に入れたら。。。

我が家では、朝起きて指しゃぶりをしてないなと思ったら、

アンパンマンが元気だ!アンパンマンがパトロールに行くって!」

なんて言いながら、指人形を外して、「それ!いけ!アンパンマン!」をしていました

ご家庭によって、子供に向けてのストーリーは色々あると思いますので、いろいろ試してみてください。

この商品はサイズもちょうどよく、口に入ってしまうサイズではあるのですが、吸うには大きすぎます。

ちなみに、息子の場合は、寝ている間がメインでしたので、はずれないように不織布テープで巻き付けておきました。 また、副産物もありまして、アンパンマンをつける=寝るというスイッチが入って、就寝の準備もしやすくなりました。

最後に

息子はあまり問題行動なども体調の心配もなかったので、定期検診や育児相談などでは保健師さんなどと指しゃぶりの話をすることが多かったです。

最近はあまり早い時期に指しゃぶりをやめさせなければいけないという傾向にはないようですが、ある程度大きくなるまで習慣化させるとやめさせるのが難しくなり、親子ともに負担に感じてしまいます。

早いうちから負担のない方法を探しつつ、指しゃぶりを無理なく卒業できればいいと思います。