主夫らうちゅんの右往左往

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嫌われるイクメンを主夫目線で考察

SNSをやっていると、私の生活の中でいちばん大切なものなので当然なのですが、子育てをしている男性が気になりフォローすることが多くなります。 いわゆるイクメンという方々です。

しかし、彼らが発信している内容を拝見していると、一定数のイクメンイクメンとされることを嫌う傾向があることを知りました。

なぜ彼らはイクメンを嫌うのかを個人的に考察しました。

なぜイクメンは嫌われるのか

  1. 実態との乖離

イクメンという言葉で一括りにされて時代に消費されていくことを嫌っているのかもしれません。

実際に、育児のいいとこ取りだけの雰囲気イクメンは多数存在します。

オムツも替えられないにも関わらずイクメンを自称する人もいます。

育児の大半は地味でツラいことの繰り返しばかりです。

私が発信を追っている方は真剣に辛いことであっても子どもと妻と向き合っている方ですので、そんな雰囲気イクメンが発するキラキラ感と同列に扱われることを嫌っているのかもしれません。

  1. 存在を許さない

育児をしているだけで取り立てて男性だけを称賛するのがどうかということもあると思います。

育児は親として当然すべきことであり、男親も女親も関係ない家族として役割を果たすという気持ちがあるように感じました。

イクママという言葉はないのです。

以前、似たような例として、妻が「子煩悩なママって言葉ある?」って聞いてきたことがあります。 言葉としては存在し得る言葉だとは思いますが、正直、聞いた時に違和感があります。

私たち夫婦での妻の立場は「子煩悩なママ」で十分なのですが、現在の日本では妻という立場で「子煩悩なママ」なだけでは許されないのです。

一方で、夫は子育てをしているだけで「イクメン」という称賛を浴びれるのですが、これを良しとしないということでしょう。

  1. イクメンは滅びろ

前項と根本は同じなのでしょうが、直接社会に対しての怒りを感じました。

今、社会で積極的に育児に関われる環境に身をおいている男性がどれくらいいるでしょうか。

私は経験がないのですが、イクメンという言葉が嘲笑の対象となることがあるようです。

育休を取得したい、今日は残業出来ない、そんな時に「あいつはイクメンだから」などと言われて悔しい思いをしなくてはならない。自身の評価が下がるのではないかと気にしなくてはならないそうです。

育休を取得したいと考えることは、許容されるべき権利です。 夫婦間の役割分担の中で、早めの帰宅が必要となることもあると思います。

法律もそれを支持しています。しかし、実際の社会で不利益を被っているのは家族思いのイクメンです。

男性も育児に当然参加すべきという社会になればイクメンはなくなるべき言葉であるというのは納得できます。

私はイクメンではない、断じてない

ちなみに私は自身のことはイクメンだと思ったことはないです。

なぜかというと、イクメンって基本的に働いていますよね。 それだけでその他の育児を免除されるほどのことだとは思いませんが、お金を稼いでいるということはとてもとても大事な育児の一つです。

私はお金を稼いでいない主夫です。イクメンと同等の育児ではいけないと常々思ってます。

お金を稼ぎ育児もこなすイクメンを私は尊敬しています。

イクメンネクストステージ

現在、イクメンとしてがんばっている方は、とにかく頑張ってください!

そして、イクメンとして一区切りついたと感じたなら、どういう社会であれば育児に参加できるのかを、イクメンを終えたあとから発信していって欲しいと思います。次世代のためにもイクメンであったということを誇りに、日本からいつの日かイクメンを滅ぼして欲しいと思います。